セットアップ番外編

はじめ号への汎用グリップヒーター,ETC装着

はじめさんのR1150RSにはハンドガードを装着してありましたが、さらに耐寒性能を上げるべく、グリップヒーターを装着することになりました。
また、R1200RT氏が独自のコネクションで一体型ETCを入手されたので、同時に装着することになりました。

このページで「プロフェッショナル」な作業をされたのはR1200RT氏です。


作業日 2009.12.06
場所 R1200RT氏宅

今回装着したのは、DAYTONA社のグリップヒーター(商品名:HOTGRIP)と
日本無線株式会社のETC、 JRM-12。


ハンドルバーの中は結構複雑な構造で、「アウター」の中に「インナー」が入っています。
そしてインナーは細長いピン1本でアウターに固定されています。(画像中央付近にピン穴が見えます)
このため、バーエンドを外す際、六角皿頭ネジを無理に回すと、ピンが折れてインナーが回転し、思わぬトラブルをひき起こす恐れがあります。
こちらはアクセル側。
アクセルワイヤーを操作する関係上、回転する筒がセットされています。(この画像は筒とグリップラバーの回り止めを目的とした凸部の形状を見やすくするため、明るめに処理)
いよいよグリップラバーを装着。
まずはクラッチ側から。

スルッと入りました。
次にアクセル側・・・・・・

といきたいところですが、こちらは凸部分が邪魔をして、あと少しの所で入りきれません。


そこで・・・・・・・・・・・
カッターで凸部を少し除去。
これでOK・・・・・・・・・
と思いきや

グリップラバーの寸法、はめ込み量の関係で、外側の端部がグリップエンドと接触してしまうことが判明。

この問題の解決にはスペーサーが必要になるのですが・・・・・・・。
    






R1200RT氏は何やら棚を物色しています。
すると、こんな鋼管が出てきました。

何とサイズピッタシ!
金ノコかベビーサンダーで切るのかと思っていたら、何とこんな道具が・・・・。


あっという間に所定の長さに切断。

あとはヤスリでバリをとります。
出来上がったスペーサー。

実際は、セットするとグリップラバーの内側に隠れてほとんど見えなくなります。
グリップエンドを装着したら、ハンドガードを再び装着。
アクセル側は凸部のおかげでグリップラバーはすべりませんが、クラッチ側は簡単に回ってしまうのでワイヤリングを施します。
電源はズバリ、ヒューズボックスにあったグリップヒーター用のヒューズからとりました。

グリップヒーター未装着車でも、専用回路とヒューズは準備済みということです。
スイッチはトップブリッジに固定。
アースはアッパーカウル・フレームのボルトに固定することにしました。(画像は、ボルトをゆるめているところ。)

アース用端子が、手の下の方に見えています。
次は、ETCの装着作業。

本体(というか一体型)は給油口前方にセットすることに決定。
ETC本体裏側には、ブラケットへの位置決め用突起が2カ所あるので、それをかわすための穴を、面ファスナーに開けます。

ここでは穴開けポンチを使用しました。(こんな道具までありました。)
本体裏側の突起を少しカットして面ファスナーよりも突出しないように加工。
そして完成!

ETCの電源はグリップヒーターのコードからとりました。
作業は19:30に終了しました。
帰りに、はじめさんと熊本ICから高速道路に乗りましたが、無事ETCのゲートを通過することができました。


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