サスペンションの脱着

2010.01.16
〜 OHLINS ←→ ノーマルサス 〜

2010.01.16にサスペンションの脱着作業を行いました。
正確には、嫁の運転手さんに作業の99.5%をお願い致しました。

もしご自分でリプレイスサスに交換を予定していらっしゃる方は下記の作業を参考にしてください。
但し、
@作業は自己責任でお願い致します。
A故障、不具合、事故等が発生しましても責任は負えません。
B必ずトルクレンチを使用して、締め付けトルクの管理を行ってください。

参考図書 (株)スタジオ タック クリエイティブ  BMW4バルブボクサーツイン メカニズム&メンテナンス

※ ページ中の締め付けトルクは上記図書より転記。
リヤショックの脱着

センタースタンドをかけた後、四輪の車載車ジャッキをこのようにかけます。
(後で行う作業でタイヤを外すため)

キズが気になる方は、布をはさむとよいでしょう。


上側の固定ボルトを緩めます。

緩めるだけで、まだボルトは抜きません。
(抜こうにも、シート高調節用のプラスチック部品が邪魔をするのでぬけません)


下側の固定ボルトを緩めます。

ここではマフラーが干渉しないので、取り外さないで作業ができました。

ノーマルマフラーでは外す必要があるかもしれません。


リヤタイヤを外します。
(後ろにずらします)

リヤショックを抜き出したりセットしたりする際、タイヤが邪魔になるからです。

リヤブレーキユニットも外しますが、ブレーキパッドの間隔を広げることはNGだそうです。

Kicker号はササキスポーツマフラー装着であるため、マフラーは付けたまま作業をすることができました。
ノーマルマフラーの場合は取り外す必要があるかもしれません。


下側の固定ボルトを抜きます。

プリロードアジャスターも外します。


シート高調節用のプラスチック部品を外し、上部の固定用ボルトを外します。

するとショックユニットは外れますので、下に抜き取ります。

このときタイヤを外すか後方にずらしておかないと、干渉して抜けません。

リヤショックユニットを落下させないよう、一人が支えるか、何らかの落下防止策をとります。
上部固定ボルトより下部固定ボルトを後で抜くようにすれば一人で作業できるかも知れません。


取り付けるショックユニットユニット(ここではノーマルサス)を下から差し込みます。

下がりきっているスイングアームに注目。




タイヤを取り付け、ジャッキで高さを調節しながら、ボルト穴の位置を合わせます。



タイヤ取り付けボルト
締め付けトルク
105N・m


ブレーキチャリパー固定ボルト
締め付けトルク
40N・m


上・下部の固定ボルトを締めます。

プリロードアジャスターを取り付けます。

シート高調節用のプラスチック部品を取り付けます。


締め付けトルク

上部 50N・m
下部 58N・m



フロントショックの脱着


フロントショックユニットを外すには、タンクを後方に10cm程ずらす必要があります。

ショックユニットの取り付けボルトがタンクで隠れているからです。


まず、サイドカウルを両方ともはずします。


センターカウルとタンクを固定するボルト(青矢印)を左右とも外します。


センターカウルとタンクを固定するボルトは内側の左右にもあります。
青矢印の二つの穴はタンクを後方にずらす前は重なっており、ここにボルトが入ります。

※この画像はタンクを後方にずらしたあと撮影したものです。

画像中央付近に、ショックユニットの頂部が見えます。



ショックユニットの下部固定用ナットを外します。


上部のナット、下部の固定用ボルトを外し、ユニットを抜き取ります。

抜き取り中のユニット(黄色いスプリング)と手が見えています。


※画像左上の事務用椅子の調整ネジ状のものは、RAMマウント用盗難防止ネジです。


ノーマルサスをセットします。
サイドカバーを取り外しているので、視界良好。


上下の固定用ボルト・ナットを締め付け、あとはタンクを元の位置に戻し、サイドカウルを取り付ければ作業完了。


締め付けトルク

上部 43N・m
下部 50N・m


作業時間は 「さ、やりまっしょか」 から工具の収納まで、
ジャスト1時間でした。

但しこの条件は、
@作業用の工具類が全て揃っている。(といっても一般のハンドツールと四輪車載用ジャッキ、養生用板のみ)
A二人で作業(といっても「二人目」が要る機会はほとんど無し、一人でも作業可)
B作業者が嫁の運転手氏(プロフェッショナルです)

嫁の運転手氏が次回作業されるならば、今回で段取りが分かったので、40分位で作業完了となると思います。
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