2009.04.11-12開催のFreeman30周年記念ツーリングに参加された千石清一氏が、インターネットラジオで話されたトークをテープ起こししました。私は神戸弁を話しませんので、ネイティブの方から見ると奇異な表現があるかもしれませが、ご容赦ください。なお、太字および色つきの文字は、基本的に千石氏が力を込めて語られた部分ですが、私が強調したい部分でもあります事を、ご承知おき下さい。
URLは下記の通りです。
web in ラジオ 千石清一のぶっちゃけバイクトーク
http://www.occn.zaq.ne.jp/cuafe400/supportclub.htm
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2009年4月26日収録分
=====前略=====
ほんでまあ、ツーリングいうのがありますから、参加してください言われたんが・・・1979年や。
ようし、行ったるいうて。
ほんで・・・・僕は・・・九州で・・・阿蘇行くいうことで・・・・来ませんかいうことで・・・じゃあ参加させて下さい言うて・・・。
オレもやっぱりプライドがあるやん・・・ね。
で、バイク・・・昔・・・1978年に走った・・・あの・・・耐久で走ったやつをな・・・Z1のやつを、そのまま持っていってん・・・ナンバー付けてな。
もちろん、スタンダードでその当時、耐久出てたから・・・それを持っていって・・・持って行くいうか、フェリー乗ってな・・・カッコも、言うた手前あるから、ツナギを着て・・・・鈴鹿で走っとったその当時の・・・カッコで・・・で、もう・・・第一回ツーリングに参加さしてもろた。
で、阿蘇のまわりをずうーっとまわってん。
ほんで・・・言うても・・・それから30年。
で、今ではそのFreemanさんいうのは・・・BMの正規代理店をやってんねん・・・もう用品屋さんやめてね。
で、毎年ツーリング行っててんけども・・・今回30周年ということでやね・・・5年ぶりに何と行ったわけ・・・ね。
福岡から阿蘇・・・バーっ走るわけや・・・な。
僕が今回乗ったんは、その・・・BMWのRTの1200・・・というやつに乗ってんけどね。
で、ゲストに、根本健さん来ててん。
ネモケンさんと会うて・・・・根本健さんは雑誌のこととかいろいろ九州で・・・いろんな・・・取材も兼ねてやし、いろんな・・・僕ら今までオートポリスでレースやってたやんか・・・FreemanのBMWカップみたいなんな。
あんなんいつも根本さんとオレといつも張りおうとったわけやんか・・・ね。
根本さん来てくれて・・・でもう一人は・・・BMWのバイク雑誌を・・・BM専門のバイク雑誌を出してる、永山さんという方が、ゲストで参加してもろて。
でまあ、一泊二日の・・・30周年で・・・ツーリングですわ。
まあ、このツーリングはもう参った、オレ。
まず、金曜日の晩、入ってね・・・土日が・・・ツーリングやから・・・5月の10日に入ったんかな・・・で11・12がツーリングやねん。
で、10日の日に入って・・・前田さん(※注1)と食事して・・・その時は福岡やから中洲へ行って・・・ね。
オレ寝てないねん・・・ほとんど・・・朝方まで遊んどったから。
ほんで、4月の11日のな、ツーリング朝8時や・・・出発や・・・福岡から。
で、速いグループと遅いグループと・・・まあ、分けはって。
(走行会みたいですね)
僕らがおったところは総勢30台か40台位やったかな・・・いろんな班に分けてたみたい。
「何やこんな少ないんか」思うてたら、途中でSAごとに合流してんねん。
まあ総勢100台位。
ほんで、とまるところだけを決めて・・・まあ、オフロードバイクもあるしね・・・BMWって種類沢山バイクあるんでね。
で、僕達は・・・根本さんと僕は、速いグループに・・・ね・・・飛ばし屋さんグループという形で入ったわけよ。
で、ゆっくりさんグループとかいろいろ分かれてんねん・・・中間グループとか。
まあ一応、速いグループにオレと根本さんは入ってやね・・・で、行ったわけよ。
高速道路では、大して飛ばさへんから。
危ないから・・・ね。
で、大分の・・・どっか・・湯布院のちょっと手前かなあ・・・高速道路降りて・・・そっから後はもう・・・何と言うの・・・阿蘇の・・・その・・・県道とは言えへんけど、農道みたいな・・・地元の人しか知らないような所・・・ね。
土曜日、400キロやで、ずーっと。
阿蘇のまわりや、そやから・・・いっぱい・・・な。
で、僕らは「速いさん」グループに入っとって、ほんだらその・・・ホントにね、Freemanさんのお客さんの、その・・・年齢層も高いけど、バイク乗る腕もええねん、みんな。
5年程前にもね、ツーリングで行った時に、阿蘇のやまなみハイウェーとか、阿蘇の外輪山とか一杯回ってんけど、その時は平忠彦君も参加しとってんけどな。
で、今回まあ、一応速いグループに入ってやなあ、走っとってん、根本さんと。
ほらあもう、ついて行かれへん。
ついて行かれへん・・・・いけんねんけど・・・。
あ ぶ な い。
危ないから途中で止めた。
そのねえ、その「速いさん」グループのトップ3台はね、もうほんまに、これ・・・このコーナーの先に何かあったら、
どないすんのん?・・・と。
よけれんのん?というようなぐらいのコーナー速度で入って行くねん。
ほんで農道みたいなとこあんねんね・・・そこ直線や、ずーっと・・・・・1キロ近く直線かなあ。
で、この3台について行こう思て・・・わーっと、こう、近づいていくやん。
そしたら、向こう、開けて行きよるわけよ。
また追いつかないかんわけ、開けていくわけ。
パッ、とスピードメーター見たら、番組で言われへんぐらいのスピード・・・。
いやほんまに。
高速道路って何キロ?制限速度・・・バイク。
(法定80です。)※注2
80やろ。
●●●は出てた・・・農道で。※注3
で、その先ブラインドでコーナーや。
どないなっとるか分からん・・・ヘアピンになっとるかも分からん。
そら、地元の方達は知ってるんかも分からへんけど、そのままピューン、入っていくねん。
おれも負けじと入っていったけど、これはいつまでやっても、これヤバイわあ。
もう、そんなんの連続、ずうーっと。
ものすごい、景色もいいし・・・で、ワインディングでも、チョコマカしてないねん。
僕ら神戸で六甲山やんか。
六甲山チョコマカしてるわ、ゆうたってな。
もう、100キロぐらいで十分コーナリングをバンバンバンバンできるような所いっぱいあるわけ。
で、国道ちゃうから、農道みたいなとこやから・・・ね・・・ものすご楽しかってん。
けども、メチャクチャ こ わ い。
ほんまレースしてあんな怖い目したことないんちゃうかいうぐらい・・・・2回ぐらい・・怖い目したな、オレ。
あれ、BMWで違うかったらコケてたんちゃうかないうのあったわ。
それ何でか言うとね、直線で・・・まあ言うたら川が流れて、橋があってん小さな橋ね。
で、そこの所ギャップがあって、そのギャップで思い切りハンドルとられて・・・もうハンドルが手から離れそうになってな。
それでも、前の、その3台はやな、ピューン行っとるわけ。
で、ぼくはRTやんか、車重も重いやん。
前の3台はね、BMの・・あの・・・アレやねん、あのGS1200いうてね・・・オフロードタイヤやけど、ものすごハンドリングがええねん。
そら、僕も前乗って知ってんねん。
ものすごい・・・オフロードやけど、オンでもものすごい乗りやすい・・・走りやすいしな。
それがGSが2台と、STいうてな・・・あの・・・BMの1200のSTいうやつなんや。
それ、どっちかいうとスポーツ系のバイクや。
この、とにかく3台がやたら行くねん。
ぼくもね、何回もスイッチ入れんねん。
このまま離れていったら、やっぱあかんし、やっぱ折角来てるし、呼んでもろてるしね、ゲストという手前があるがな・・・ね。
追いつこう思うねんけど、もうなんせ速い速い。
ほんで、根本さん来てるかな思うけど、しっかり来てないねん、根本さん。
んで、根本さんは途中で遅い方のグループに入ってん。
で、ぼくも遅い方のグループに入ったりしてんけど、遅い方いうても結構速いねん、みんな。
その代わり、あの、やっぱりブラインドコーナーではな、やっぱりこうスピード落として、あの・・それなりの・・・いつでもよけれるようなコーナリングをしてたわ。
ところがこの、ね、トップ3台の速いグループ・・・ほんまにもう、どないしょうもないくらい。
(後は野となれ山となれみたいな。)
そう、まあ本人曰くは、全然どないもなかったです言うてるけど、おれの中では、この3台について行こう思うたら、はっきり言うて、もうブラインドコーナー入って、車がもし止まっていたらどないしょうとかな、そんなん考えるやん。
農道やからトラクターが出て来るやん、たまに。
出てきて、あ、良かった・・・・間一髪これ・・・・な。
もうちょっとあの・・・はよ出とったら、これに当たってるなとか思うやん。
あの人達はもう、全然そんなんお構いなしで行きはって・・・ええ。
で、まあなかなかスイッチも入れへんかったんや。
やっぱツーリングというイメージがあったんと、やっぱそう無理したらあかんていうのあったけど。
その人達に(とって)は、30年前にオレにケチョンパに抜かれとるからね・・・・・・・・・・・・・
仕返しや。
30年前とかはもう、ブッチギリもいいとこやねん。
全然知らんとこをな・・・もうやまなみハイウェイのどこ走りよるかわからへんけど、阿蘇で一番速い人がね・・・その当時・・・30年前にいてて、聞かされとったんや・・・阿蘇で負けるもんおらへんいうて・・・ね。
その人が来るいうから、おれも気合い入っとってん。
で、その人が前走ってはってん。
いつ飛ばすんかな・・・いつ飛ばすんかな・・・ずーっとついとってん。
こらもう、笑い話やけどな。
で、いつまでたっても飛ばさへんから、
オレ、ピュッって抜いて行ってん。
そしたらもう、限界やったらしいわ、その人。
(笑)
その人達が、だから・・・その・・・いてて、まあそういう話を聞いてて、まあぼくも言われてんけど、その・・宴会・・その日の夜・・・阿蘇のちょうど山ん中のホテルに着いて・・・100人ぐらいの宴会や・・・大宴会や。
で、その時に言われたんが・・・こんな風に速くね、走らしたんは、オレや言うんですよ。
張本人はオレや、言うんですよ・・・30年前にね。
せやけどね、ものすごいね・・・みんな速かった。
ただその・・・トップ3台は・・この人ら、ほんま怖いなと思た。
まあね、レースとねツーリングとはちゃうからなあ。
まあ、レースやったら絶対負けへんけどな、やっぱりもう気持ちで負けてもうたわ今回・・・その3台にはな。
この先行って、もし何かあったらどないしようとかね、考えてたわけやんか。
だけど、その土曜日のな、一日・・・トータル400キロも走ってるわけや。
阿蘇の中で400キロいうたら同じとこぐるぐる回ってる思うやろ?・・・全然ちゃうねん。
もう、いろんな所があって、最終的には大分から宮崎まで入ったみたい、部分的にね。
でも常に阿蘇山を中心に、農道とか県道みたいな所をずーっと走って、いろんな所を、せやから回ってったんでしょ。
だけどな一日400キロ、下道やんか・・・きついで・・・・・・きついやろ?
信号はないから、ずーっと何て言うの・・・サーキット走ってるみたいな感じや。
走ったことのないサーキット走ってるみたいな。
途中で何があるか分からん。
見えてるコーナーはかまへんねん・・・でも見えてないところが結構あるわけよ。
それを、軽く●●キロ ※注4 以上で ピューン 曲がっていくわけよ。
これ怖いやん・・・ほんまに。
まあ、そないして・・・宴会も盛り上がってね、ほんまに何てんかな、30周年に来て・・・Freemanさん、ツーリング毎年やってはるから・・・今回・・・節目としてね、参加してよかったなと。
で、みんなが速い・・・で・・・転倒者も誰も無し。
普通やったらな、100台もおったらな、1台ぐらいどこかでコケてるやろ?
誰もコケてないねん。
だから、自分を知ってみんな走ってはんねん。
ただ、この、前のトップグループの3人は、ちょっと何を考えてるのか分からない。
(笑)
というのがね、僕の今回のツーリングでね、あってんけどね。
===中略===
とにかくみんな、はやなった。
これね・・・僕ね・・・根本さんと言うとってんけどね、ツーリングクラブていろいろあるけど、ま、日本一速いツーリングクラブや。
全体的に・・・もう全体的に速い。
根元さんは途中でゆっくりさんグループに入ってんけど・・・それで僕も入ったんね・・・・・飛ばす飛ばす。
速い・・・で、きれいねん・・・無理してないねん・・・ほんまにね。
で、ヘルメット取ったら、みんなええ年やんか。
50代過ぎの人が大半やってんけど、本当にマナーのいい、ほんとねえ、freemanさんのお客さんというか、ツーリング仲間というか。
素晴らしい。
これだけはほんま言いたい。
=====後略=====
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※注1 Freemanの社長さん
※注2 かつては80km/hでしたが、現在は自動二輪も最高速度は100km/h。
※注3 あえて伏せておきます。
※注4 あえて伏せておきます。 |
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