CHAPTER-12

午後の実技

成果と感想
 
 実技のメニューが全て終わった後、閉講式がありました。山田 純氏による一日の総括の中で、「実感はされてないでしょうが、今朝、スクールが始まる前の皆さんよりも、実技講習を終えた現在の皆さんは数段上達されています。」という言葉がありました。
 「ほんとかなあ。」というのが、私の偽らざる気持ちでした。しかし、トレーニング終了後に FreeMan の宿(注)である、阿蘇プラザホテルへの移動、そして翌日のツーリングで、少しだけ、氏の言葉を実感することが出来たような気がしました。
 明らかに、以前よりスムーズにコーナーを回ってい(るような気がし)ました。また、コーナーでの速度が上がってい(るような気がし)ました。もちろん、「ツーリングスピードレベル」においてですが・・・・。
 これは、ライダートレーニングで教えて頂いた、「リヤブレーキ+アクセルワーク」を(自分なりに)駆使していたこと、およびブレーキングの手法(というかABSの能力)を知ったことにより、精神的な余裕が生まれた結果ではないかと思います。

 私なりに今回のライダートレーニングの成果の主なものをまとめてみると、

急制動時、ABSがいかにライダーをアシストし、安全に寄与しているかを体感することが出来た。
コーナリング時、リヤブレーキを活用することでラインの自由度が大きくなることと、そのことにより精神的な余裕が生まれることが分かった。(あくまでもツーリングスピードにおいて)
「自分がいかにオートバイをきちんとコントロールできていないか」ということが体感できた。言い換えれば自分がいかに下手かが分かった。

 このトレーニングを受講することで、「BMW以外のバイクには怖くて乗れなくなる」とまでは言いませんが、BMWの車づくりの「うまさ」というか「哲学」を十二分に味わうことが出来ると思います。もう若くはない私にとって、BMWの「よさ」を知ったことで、ライダーライフが10年は延長されたと思います。受講料は2万円と決して安くはありません。しかし少なくとも私は、その金額以上の「おみやげ」をもらったと感じています。次もベーシックコースで行くのか、あるいはアドバンスコースにステップアップするのか、今から迷っています W.。

(注)4月9・10日は FreeMan 恒例の一泊ツーリングで、阿蘇内牧温泉が宿になっていました。ライダートレーニングは、そのオプションでした。


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