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インターコム編@

 オートバイの「よさ」って何でしょう。
速さ?
軽さ?
開放感?
音?
傾き?
加速感?
メカいじり?
ツーリング?
まだまだいろんなよさがありますよね。そしてオートバイのどこに価値を見出すかは、人それぞれです。

 では、オートバイの「弱点」って何でしょう。
危険?
転倒?
ブレーキが効かない?
暑い(寒い)?
荷物が積めない?
ヘルメットがいる?
服が汚れる?
雨で濡れる?
二人(サイドカー付きで三人)までしか乗れない?
こうやって書いてみると、弱点の方が多いようですね(笑)。でも、オートバイを選ぶ人は、それらの弱点の合計より「よさ」の合計が勝っているからこそ、乗ってるんですよね。(選択の余地がない人は別です。)
 しかし、やはり弱点は少しでも克服したいというのが人情でして、メーカーやライダーは、それぞれ工夫に工夫を重ねているわけです。例えばウエアでは、
透湿防水素材
防寒素材
メッシュ素材
プロテクター
などなど。

 4輪でドライブするとき、同乗者と会話するのに何の苦労もいりません。車種によっては、高速道路などでやたらエンジン音がうるさいものもありますが、大声で話せばいいだけのことです。
 しかしオートバイの場合、そうはいきません。同乗者の声は(後ろから叫んでもらえば)何とか聞こえます。しかし、ライダーの言葉を後ろに座る同乗者に伝えるには、大きな努力が必要となります。ライダーがフルフェイスヘルメットをかぶっていたり、速度が上がって風切り音が大きくなった場合は絶望的です。単語を伝えるのがやっとです。「伝達」はできますが「会話」は無理です。話をするために後ろを向くことは非常に危険ですし、話すためにいちいち路肩に寄って停止というのではストレスがたまります。

 そこで登場するのがインターコムです。大昔の飛行機はエンジン音がやたらうるさく、操縦席は開放型でしたので、複座以上の飛行機で搭乗員同士が会話するためにインターコムが使われていました。構造は簡単で、漏斗(じょうご)状の部分に話しかけると、相手の耳までつながれた筒を音声が伝わっていくというものです。伝声管ともいいます。もちろん、すぐに電気仕掛けのインターコムが出現しましたが。
 実際、今から25・6年ほど前だったと記憶していますが、オートバイ用の「伝声管型インターコム」が売られていました。(商品名は忘れました。現在も発売されているかどうかは知りません。)雑誌で見てみると、旅客機に乗ったときに座席の上にビニールに入れて置いてある、あの「イヤホン」(実はスピーカーは座席の肘掛け部分にあり、その音を空気振動として耳に伝える、いわば聴診器)そっくりの代物でした。
 その商品がどれだけ使い物になったかは分かりませんが、現在は電気の力を利用する製品がほとんどです。メジャーなメーカーはいくつかありますが、
KTEL
DAYTONA
アドニス電機
などが有名です。(まだまだ他にもたくさんあります!)
 どの製品を選ぶかは、使用目的や使用状況、価格等で決まると思いますが、私は実績とマイクロフォンの優秀性から、KETEL製品を選びました。 

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